オンラインワークショップを開催しました

物性研究所ナノスケール物性研究部門が主催したオンラインワークショップ「ナノスケール物性科学の最先端と新展開」が好評のうちに終了いたしました。全国・全世界からご参加いただき、登録者数は300名近くに上りました。

非常に多岐にわたる講演にもかかわらず、どの講演者の方もとてもわかりやすく説明いただき、とても有意義な時間でした。

オンラインワークショップはまだまだ発展途上で、手探りでご迷惑をおかけする場面もありましたが(最初は予鈴ベルが鳴らず、なぜか途中でいきなり鳴りはじめたので、講演者の方を驚かせてしまったかもしれず、申し訳ございません。。。)、大きなトラブルなく終了できてほっとしています。

さて、今回のオンラインワークショップでいくつか試みをしてみました。備忘録を兼ねて、以下に記載しておきます。

試み1 タイマーと講演タイトルの設置

まずは、タイマーを設置してみました。今回はXsplitというソフトウェアを使って、PC画面を仮想的にZOOMのビデオに映しました。予鈴ベル音は、Windows標準のステレオミキサーを使って、ZOOMのマイクに入力しました。1台のPCと1つのZOOMアカウントを用意して、「タイマー」という名前で参加していました。そうすると、「タイマー」というアカウントの参加者のカメラ画面にタイマーが映されて、時間になったらベルが鳴るという設定にできました。(もっと簡単にできるかもしれません。アイデアあれば教えてください。)

次に、講演者のタイトルもタイマーと同様の方法で設置しました。

画面共有機能を使用していないので、講演を邪魔しないというメリットがあるのですが、ZOOMの参加者の画面の順番は自動的に設定されてしまうので、どんどんそのタイマーの画面が下の方に移っていてしまうという問題が発生しました。「カメラをオフにしている人を非表示にする」設定に各自してもらうと非常に見やすくなるのですが、ホスト側で特定の人を常に上に表示させる設定ができればうれしいですね。

試み2 講演者と座長を共同ホストに設定

講演者には「共同ホスト」になってもらい、画面共有はホストのみ可能という設定にして、聴講の方が間違って共有してしまうのを防いでいました。

試み3 質問方法

質問は、「手を挙げる」機能を使用しました。これは手を挙げた順番に上から表示されるので、座長の方が順番に指名しやすいため、非常に良い機能だと思います。ただ、共同ホストは手を挙げる機能を使えないという問題点がありました。便宜上セッションの講演者全員を共同ホストにしていたので、次の講演者が手を挙げて質問できないということが起こりました。今回はチャット機能で質問を主張してもらいましたが、次回は改善したいですね。

悩みどころ1 ポスター講演

悩みどころだったのは、ポスター講演です。結局ポスター講演はなしにしましたが、どうすれば一番いい方法のか悩みどころですね。

一つは、各講演者にZOOMを立ち上げてもらって、他の方が各URLをクリックするという方法なのですが、この場合、そのポスターが混んでるのか、そもそも講演者が不在でないか、が入ってみないとわからないという問題点があります。

ZOOMのブレークアウトセッションは、ゲストが勝手に部屋を行き来できないので、使えないですね。ブレークアウトセッションが、行き来自由になれば、使えるのかなと思います。

悩みどころ2 講演後の雑談

もう一つの悩みどころは、講演後の雑談です。どうもオンラインワークショップでは味気なく終わってしまって、講演後に、講演中は聞きづらかった質問をするとか、他の参加者と講演について情報を共有するなどができなかったです。結構こういうところが、理解が深まったり、新しい知見が得られたりする機会だったりするので、なんとかできればなという思いでした。

とはいえ、オンラインワークショップは、参加が気軽であったり、講演が見やすい聞きやすい、など良い部分がたくさんありました。参加者は増えそうに思います。今のところ、完全にオフラインミーティングに置き換わる、ということはできなそうですが、今後の技術の発展に期待します。