ヘリウム3冷凍機の修理

STMの粗動機構が動かなくなったということで、およそ5年ぶりくらいに3He冷凍機STMの温度を室温に戻し、修理をおこなうことになりました。そんで、室温に戻し、デュワーを降ろし、一つずつ大気ベントまで過程を進めていたつもりが、断熱真空層の断熱管を外してみたら、ん?んーーーー!!!???これは結構ヤバイんではない?3Heガスを液化するための1Kポットに、液体ヘリウムをデュワーから取り込む、取り込み口のところが、無残にも折れてしまっているではないですか、、。もしかしたら、漏れてないかもと、ヘリウムガスで加圧してあげると、シューシューと音を立ててもれてる。これは修理するしかない。ということで、まずは、折れている辺りで、パイプを二箇所カット。そして、中をドリルで十分に通してあげて、現存のパイプより一回り小さいパイプを両サイドに差し込んで中継してあげなければなりません。中継パイプの位置を決めたら、まずは、1Kポットから遠い部分からハンダ付け。パイプの継ぎ目に、銅線を巻いてあげて、その上にハンダ用のフラックスをたらし、山下研の山下先生からお借りした、青木メタルのフラックスなしハンダを使ってハンダ付け。ハンダ付けが終わったら、アルコールで十分にフラックスを掃除してあげます。これをしておかないと、後々リークの原因になるんですね〜、大事大事。下の部分が終わったら、今度は実際に1Kポットからの配管にさっきハンダした部分を差し込んで、またパイプのつなぎ目のところに銅線を巻いてあげます。そして、冷凍機を傷めないように、アルミ箔で十分に保護して、更に、先にハンダ付けした、もう一つの繋ぎ目の部分には、水に濡らしたキムワイプを巻いて、温度が上がらないようにしておいてあげます。そして、最後に先ほどと同じようにハンダ付けしてあげると、ふ〜〜ようやく何とか原状復帰ができました。いやはやクワバラクワバラ。でも本当に治って良かった。皆さん、お気をつけ下さい。でも、壊しちゃった時は、連絡して下さいね。今回の経験を元に、お手伝いさせていただきますよ〜。

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